材料について


1.使用している主な木材の種類

2.心材と一般材
3.柾目と板目・木口挽き
4.お送りする材料について
5.材料の保存方法

1.使用している主な木材の種類

カツラ【桂】

全体的に加工しやすい材料です。

心材と辺材で色の差が明瞭です。赤味を帯びたものを緋桂(ヒガツラ)、淡い色をしたものを青桂(アオガツラ)と区別することがあり、材質も緋桂は柔らかく、青桂はやや硬い傾向があります。


トチノキ【栃】

心材と辺材にあまり色の差がなく彫やすい材料です。

全体的に白く、木目に絹のような光沢があります。

材により縮み杢(ちぢみもく)などが現れるのも特徴です。


ホオノキ【朴】

全体的に加工しやすく、木目も細かく均一です。

全体的に緑がかった色をしており、心材と辺材で色の差が明瞭です。狂いの少ない材料です。


その他の種類

商品によって以下の木材を使用しています

セン キハダ エンジュ シラカバ イチイ クワ イエローポプラなど 


2.心材と一般材

【心材】

心材とは木の中心に近く色の濃い部分です。

【一般材】

心材と辺材が混ざったもの、及び辺材のみの材料です。



3.柾目と板目

【木取りの図】

【柾目】

木の中心に向かって垂直に挽いた材で、木目は平行です。

板幅が制約されるため取れる部分が少なく貴重です。狂いの少ない材です。

【板目】

年輪の接線方向に挽いた材で、山形や波型など様々な木目があらわれます。幅の広い材が取れますが狂いが出ることがあります。



4.お送りする木地について

  • 天然木の為、木目、色、重さ、硬さ等個体差がございます
  • 節のあるものも混ざりますが予めご了承ください(極力目立たないものを選んでいます)
  • 複数ご注文の場合、木目や色はランダムになります
  • 寸法は表記より数ミリ誤差が生じることがあります

5.木地の保存方法

  • 無塗装のためシミなどが付かないようご注意ください
  • 風雨や直射日光を避けてください
  • 乾燥を防ぐため新聞紙などで包んで保管してください
  • 厚みが薄い材料は板状のもの(材料と同じかそれ以上の大きさ)で重しをしておくと反りにくいです
  • 木地は温度や湿度により伸縮したり反りが出ることがあります。商品到着後はなるべく早めの施工をお願い致します