日光彫は日光東照宮が建てられた江戸時代に始まったといわれています。

1636年の東照宮の造替にあたり、全国から宮大工・彫物大工・漆工・金工・絵師などの多くの職人が集められました。これらの人々が余暇を利用して彫った作品などが、土産物として普及しはじめ、日光彫と呼ばれるようになりました。これが日光彫の起こりと伝えられています。

日光彫はヒッカキ刀と呼ばれる独特の刃物を使います。

ヒッカキ刀はもともと、東照宮の造替の際に、古い漆を掻き落とすための道具でした。この道具が線彫り用に改良され現在の形になったといわれています。

ヒッカキ刀は、細く繊細な線から、太く力強い線まで一本で表現できるのが特徴です。日光彫の彫りには、このヒッカキ刀による表現が多く含まれています。

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